こんにちは。きみです。
さて、横隔膜ヘルニア+肺分画症+7か月で産まれてしまった次男の話の続きです。
実は産むことになったその一週間前に健診でエコーしてもらい、赤ちゃん元気ですねーってお医者さんと話していたんですよ。
だから「ん?なんか、今日あんまり蹴らないな?」(毎日めちゃくちゃ蹴ってくる子だった)と不安になったものの、救急で病院に行くかすごく迷いました。
私の気のせいかもしれない。
今日は赤ちゃんもちょっと疲れていて、寝ている時間が多いのかもしれない。
何より、旦那がお腹に声をかけるとポコンと返事を返していたのです。
でも、胎動が少ないな?と思ったら妊婦さんは遠慮せずに救急へ行ってください。
いいんですよ。勘違いならそれで。
赤ちゃん元気だよ。大丈夫だよって、確かめてくればいいんです。
もちろん病院には手間と時間をかけてしまうかもしれないけれど、お腹の子の命を守ることがママの最重要任務なんですから、遠慮することなんてない。大丈夫だと確かめてくることが大事です。(胎動が少ない気がすると救急で病院に行って、結局何もなかったという妊婦さんがほとんどだそうです。)
でも、中には私のように「まぁ、たぶん大丈夫だろう」と思いながら病院に行って「やばいから今すぐ産みましょう」になる人もいます。
(行きの電車では当然、大丈夫ですよ~と言われて帰るつもりだった。)
まさか病院について「さすがお母さんだね。赤ちゃん元気ないよ。今すぐ先生呼んでくるからね」なんて言われるとは思っていなかった。
その後、一度妊婦さんのICUとされる病室に移動したのだけれどもベッドに横になって三十分もしないうちにお腹の子の心拍が落ちてきて、お医者さんや看護師さんがベッドの周りにたくさん集まってきて……
「お母さん、今もう赤ちゃんだいぶ苦しい状態なんだけどどうする?」
と聞かれました。
1kgなかったお腹の子。出しても助かるかどうかは病気のこともあり50パーセントあるかどうかだと事前に言われいました。
産んだらこの子はたくさんの管を身体に入れて、いずれ大きな手術をしなければいけない。どんな障がいが残るのかもわからない。
きっと、お腹の中で死なせてあげる選択肢もあったんだと思います。
その方が、赤ちゃんは辛くなかったのかもしれない。実は今でもたまに思います。
けれども、私はその前の妊娠で子宮内胎児死亡を経験していました。
お腹の中で赤ちゃんが死んでしまうとですね、本当に親としてなにもできないんですよ。
育児って大変ですよね。寝不足は続くし、イライラするし、自分の時間はないし。
でも、赤ちゃんが生きて生まれてきてくれるから大変にもなれるんです。
産んだらきっと普通の育児よりも大変なことになるだろな、と思いました。
でも私には「出します」と答える以外に選択肢はなかったです。