こんにちは、きみです。
育休中の旦那が突然お菓子作りを始めた話の続きです。
前回、これまで料理をほとんどしなかった旦那が育休中に突然お菓子作りを始め、パイシートを使った簡易的なチョコクロワッサンや、牧場の朝を使ったミニチーズケーキを作った話をしました。
そんな旦那が今度は本格的なアールグレイチーズケーキを作ると言い出しました。
ここで私は自分がお菓子作りを始めた頃のことを思い出しました。
今、お菓子のレシピはでネット検索すればたくさんでてきます。
例えばチョコムース。チョコレートと生クリームを使う王道のものからマシュマロを使う簡単レシピまで多種多様です。けれどもいつしか私はこの中から簡単レシピを使うことを避けるようになりました。
マシュマロを使って作るチョコムース、しっかりチョコムースとして形になりますが、本当にチョコムースとしておいしいと言えるのか私には疑問でした。だってマシュマロの味がするチョコムースにしかならないんですもの。
食は喜びです。だから美味しい物を作りたい。ましてやお菓子なんて日常にプラスアルファとして作るものです。わざわざ作るのだから時間と手間とお金を惜しむのはもったいない。惜しむなら作らず、買ってくればいいんです。
牧場の朝を使ったミニチーズケーキを作った旦那は思ったのでしょう。
これはちょっと濃い牧場の朝で、自分が想定していたチーズケーキではないと。だって旦那はおいしいチーズケーキの味を知っていますからね。
そしてせっかく作ったのに、なんだか違うというモヤモヤを抱えるんです。
その結果、本格的なレシピを探し出し、材料をそろえ、時間と手間をかけて作るという結論に至ったのでしょう。
私は別に時短レシピや代替えレシピを批判したいわけではありません。子どもと簡単に作れたり、忙しくてもお菓子作りをしたいという気持ちに寄り添える素敵なレシピだと思います。
けれども、今育休中で私もいるため旦那には少し時間に余裕があり、お金にも余裕がある。そんな彼を満足させる「豊かさ」を与えてくれるのは簡単レシピではなく、本格的なレシピの方だったのだろうな、と思うのです。