こんにちは。きみです。
ここまでの前置きが長くなってしまいました。
ようやくNICUで次男と初対面する話を書こうと思います。
私がNICUに行けたのは帝王切開術の翌々日。
立ち上がり、トイレに歩いていくことができるようになってからでした。
NICUは別の階にあったため、車椅子で看護師さんに送っていただきました。
900gで出て来た次男。とても会いたい半面、会うのが怖い気持ちもありました。
ましてや横隔膜に穴は開いてるし、肺に余計な部分つくってるし。
きっと色んな管があちこちから出ている状態だというのはわかっていましたから。
車椅子でNICUの一番奥の部屋に入ります(重症患者だということです)
保育器がいくつも並んでいるところの一番奥に次男がいました。
やはり鼻や口に管を入れられて、人工呼吸器をつけられていました。
生まれたばかりの赤ちゃんのようなふわふわ感は一切ありません。
赤黒く、まだ必要なお肉がついていない状態。あと三か月、お腹にいるはずだったのだからあたりまえですが…。
でも手も足もある、指も五本ちゃんとある。生きてる。
しかしホッとすると同時に、込み上げたのは罪悪感でした。
二度目の妊娠で死産した女の子は1500グラム。
病気も何もなく次男よりも大きかったのに、助けてあげられなかった。
どうして気づいてあげられなかったのか。
次男は毎日のように私のお腹を蹴りまくる子で、胎動が減っただけでも気づけたのですが、二人目はお腹の中でもとてもおとなしい子でした。今日は蹴ってる!という程度。だから気づいた時にはもう心拍が止まっていたのです。
次男が生まれ、無事だったことが嬉しい。
けれども私がNICUの次男の横で流した涙は二人目の子どものためのものでした。